じゃがいもといったら北海道のイメージですが、珍しいものではなく、家庭にある定番の野菜ですね。なんとじゃがいもはナス科に属しているって知っていましたか? なるほど。じゃがいもの花はナスの花に似ていますね。
私たち日本人に大変馴染みの深い野菜の一つですが、保存がきくので1年中売られています。煮物焼き物炒め物。サラダや揚げ物などにも使われて、生活に密着している野菜といえるでしょう。小麦や水稲、とうもろこしや大麦と並んで世界五大食用作物とされていて、じゃがいもを主食としている国もいくつかあります。フランスでは「大地のりんご」と呼ばれて栄養価がとても高いのですが、カロリーはあまりなく、ご飯の半分くらいしかありません。ダイエットに利用できそうですね。じゃがいもの旬は5〜6月の春と9〜12月の年に2回です。9〜10月頃に収穫される男爵薯と5〜6月頃に収穫されるメークインがじゃがいもの二大品種と言われています。
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じゃがいもが日本にもたらされた当時、ジャカルタが「ジャガタラ」と呼ばれていて、「じゃがたらいも」と呼ばれていました。それが短くなってじゃがいもになったとされています。ジャワ島の芋ということを指す「じゃわいも」がいつの間にか変化したとする説もあります。
じゃがいもは馬鈴薯とも呼ばれますが、この名前の由来はどこからなのでしょうか。中国でも同じ字を書いてじゃがいものことを指します。馬につける鈴の形に似ていることからこの名前になったという説と、「マレーのいも」というのが変化して馬鈴薯になったという説とがあります。
世界中で食べられているじゃがいもですが、主食としている国もあり、不作の年には食糧難となってしまいます。かつて大きなじゃがいも不足に陥り、大変な事態となったことがありました。日本で言えば、昔の米不足による一揆が起きるようなものです。19世紀の初めのアイルランドの農民達の主食はじゃがいもでした。1845〜1849年の5年間に渡り、ヨーロッパ全域でじゃがいもの病気が蔓延し、壊滅的な被害となりました。アイルランドで収穫されていたのは収量の多い品種で、病気に耐えられるじゃがいもではなく、これにより一気に壊滅的なものへとなったのです。一方アンデス地方では、一つの畑に何種類もの品種を植える習慣があったために病気にも強く、飢饉を逃れることができました。
アイルランドでは、じゃがいもを主食としていたために、100万人以上もの多数の人が飢えで命を落としました。この飢饉から逃れるために、200万人以上もの人々がアメリカやイギリス、オーストラリアなどに移住しました。犠牲になった多くの人々がアイルランド人であったために、アイルランド語を話す人が急激に減る結果になりました。
北海道でダントツの栽培量を誇るじゃがいもですが、農家だけがじゃがいもに関わっているわけではありません。幼稚園では芋掘り遠足があり、長靴をはいた園児達がはしゃぎながら一生懸命にじゃがいもを掘ります。中学生のアルバイトが収穫時期になると毎日一生懸命掘る姿も見られます。保育園などでは毎年ではありませんが、やはり芋掘り遠足がある他に、園庭に畑を持ち、じゃがいもやとうもろこしを栽培して保育園児に収穫させ、自分たちで食べるそうです。子供の情操教育にとてもいいと思いませんか? 小学校でも理科の時間にじゃがいもを植えている学校もあるようです。北海道ならではですね。
以降のページからじゃがいもについての様々な事柄について触れていきたいと思います。じゃがいもの歴史から始まり、栽培や収穫、上手な保存法やたくさんある種類、もちろんレシピも紹介していきます。
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