じゃがいもを使った加工品には様々なものがあります。加工品に使われるじゃがいもの種類もそれぞれ違い、総菜にしたり、製菓にしたり、片栗粉などに加工されたりしています。じゃがいもの総生産量のうち、でんぷんに加工されるのが30%、食用として市販されるのが20%、15%が加工用となっています。
同じじゃがいもでも、油と相性の合う物と合わないものとがあります。フレンチフライ用に加工されているのが「ホッカイコガネ」「十勝こがね」「ムサマル」、「レッドアンデス」あたりです。最も多くフレンチフライに加工されているのが「ホッカイコガネ」です。「ムサマル」は、フレンチ加工用とされていましたが、現在ではほとんどが片栗粉用となっています。また、「こがね丸」という、フレンチフライ用の新しい品種も登場しています。
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サツマイモやじゃがいもは、様々なスナック菓子の材料となっています。油で揚げるものも多く、やはり種類によっては向き、不向きがあります。ポテトチップスの主力になっているじゃがいもは「トヨシロ」です。「オホーツクチップ」や「らんらんチップ」という、製菓用の新しい品種も作られています。栗やサツマイモに風味が似ている「インカのめざめ」も製菓の材料になっています。
片栗粉とは本来、カタクリから作られるものを指していて、じゃがいもからとれるものは「じゃがいもでんぷん」です。しかし、最近の市販されている「片栗粉」の原料のほとんどがじゃがいもから作られたものをいいます。片栗粉の原料となるのは「コナフブキ」、「紅丸」という品種のじゃがいもで、でんぷんを採取するためだけに栽培されていますので、私たちがじゃがいもの形で購入して食べることはまずありません。
マッシュポテトに向いているということは、身が白くなければいけません。中が白くて煮くずれしやすい「ベニアカリ」がマッシュポテトに加工しやすいじゃがいもです。自宅で作る場合はお好みのじゃがいもを使ってもかまいませんが、粉末状やフレーク状になって販売されているものは、「ベニアカリ」などのじゃがいもになります。
コロッケで大事なのはホクホク感ですね。コロッケ加工に向いているじゃがいもとして、「男爵薯」「キタアカリ」「ベニアカリ」などがあります。出来上がりがベチャっとせずに、ホクホクしたコロッケになります。男爵薯は手軽に手に入りますので、自宅でコロッケを作るときには便利ですね。
こうしてみてみると、用途によって合う品種があると言うことが分かります。油と相性がいい、ホクホク感がある、甘みがあるなどの違いで、それぞれが様々なものに加工されています。加工された後、袋に詰められたり冷凍されたり、パックに詰められお総菜として店頭に並びます。そのほとんどが国産のじゃがいもを使用していますが、一部の加工品はアメリカ産や中国産のじゃがいもが使われています。
外国産のじゃがいもを使用するにあたり、心配なのは遺伝子組み換えの品種が混じっていないかということです。日本では、遺伝子組み換えの品種は栽培されていません。ポテトフレークなどに加工される輸入物のじゃがいもの安全性は大丈夫なのでしょうか。この疑問を持つ人もいることでしょうが、輸入されたじゃがいもを加工品として使う前に、厳しい検査があります。遺伝子組み換えの品種が混じることのないように、厳しい検査があり、ロットごとの検査も行っています。日本で作られているじゃがいもに関しても、生産農家での農薬の使用履歴をきっちり管理して、厳しいチェックがされています。
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